舌下免疫療法

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花粉症やダニアレルギー性鼻炎を、体質から見直していく治療

花粉症やダニアレルギー性鼻炎を、体質から見直していく治療

毎年、花粉の時期になると鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみがつらい。季節に関係なく、朝方のくしゃみや鼻づまりが続いている。薬を使うと症状は落ち着くけれど、毎年同じ症状を繰り返している。そのようなお悩みがある方には、舌下免疫療法が選択肢になることがあります。
舌下免疫療法は、スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎に対して行うアレルゲン免疫療法の一つです。原因となるアレルゲンを少量ずつ体に取り入れ、アレルギー反応を起こしにくい状態を目指します。症状が出たときだけ薬で抑える治療とは異なり、原因となるアレルゲンに対する体の反応を少しずつ整えていく治療です。
すぐに効果が出る治療ではなく、毎日続けることが大切です。そのため、治療を始める前に、対象となる症状や続け方、注意点をしっかり確認しておきましょう。

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる成分を含んだ薬を、舌の下に一定時間置いてから飲み込む治療です。毎日少しずつ続けることで、スギ花粉やダニに対する過敏な反応をやわらげることを目指します。
治療の対象となるのは、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と診断された方です。鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状があっても、原因がスギやダニとは限らないため、治療を始める前には問診や検査で原因を確認します。
舌下免疫療法は、数日や数週間で症状を抑える治療ではありません。数年単位で続ける必要があるため、毎日服用できるか、通院を続けられるか、治療の注意点を理解できるかを確認したうえで開始します。

対象となる症状

舌下免疫療法は、主にスギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に対して行います。毎年同じ時期に症状が強くなる方や、季節に関係なく鼻炎症状が続く方は、一度ご相談ください。

対象となるアレルギー 主な症状 特徴
スギ花粉症 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ スギ花粉が飛ぶ時期に症状が出やすくなります
ダニアレルギー性鼻炎 朝方のくしゃみ、鼻水、鼻づまり、通年性の鼻炎症状 季節に関係なく、寝具や室内環境の影響を受けることがあります

※表は左右にスクロールして確認することができます。

治療の流れと継続期間

舌下免疫療法は、治療を始めてすぐに終わるものではなく、一般的には3〜5年ほどかけて継続する治療です。毎日薬を服用しながら、定期的に通院して症状の変化や副反応の有無を確認していきます。

step 01

初回相談・検査

まずは、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が、いつ、どのような場面で出るのかを確認します。スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎が疑われる場合は、血液検査や皮膚検査などで原因となるアレルゲンを調べ、舌下免疫療法の対象になるかを確認します。

step 02

治療開始日の決定

検査結果や症状、年齢、体調、喘息の有無などを確認したうえで、治療を始める時期を決めます。スギ花粉症の舌下免疫療法は、花粉が多く飛んでいる時期には開始できない場合があるため、開始時期についても診察でご案内します。

step 03

初回服用

初回は院内で薬を服用し、体調の変化がないかを確認します。口の中のかゆみや違和感、のどの違和感などが出ることがあるため、服用後の状態を見ながら、安全に続けられるかを確認します。

step 04

ご自宅での毎日の服用

初回服用後、問題なく続けられると判断した場合は、ご自宅で毎日服用を続けます。薬は舌の下に一定時間置いてから飲み込みます。毎日続けることが大切な治療のため、生活の中で無理なく続けられる時間帯を決めておくと習慣にしやすくなります。

step 05

定期的な通院

治療中は、定期的に通院して症状の変化や副反応の有無を確認します。花粉症の時期の症状、鼻づまりの程度、薬の使い方、服用の続けやすさなどを確認しながら、治療を継続します。気になる症状がある場合や、服用を忘れた日がある場合も、診察時にご相談ください。

step 06

3〜5年を目安に継続

舌下免疫療法は、一般的に3〜5年ほど継続することが多い治療です。症状が少し軽くなったように感じても、自己判断ですぐに中止するものではありません。治療の経過を確認しながら、継続期間や今後の方針を相談していきます。

治療中に気をつけたいこと

舌下免疫療法では、口の中のかゆみ、違和感、腫れ、のどの違和感などが出ることがあります。多くは軽い症状として経過することがありますが、気になる症状がある場合はご相談ください。
服用前後は、激しい運動や入浴、飲酒を避けた方がよい場合があります。体調が悪いとき、喘息症状が不安定なとき、口の中に傷や炎症があるときなどは、服用について確認が必要になることがあります。
次のような場合は、服用を続けても問題ないかご相談ください。

  • 口の中の腫れや強い違和感がある
  • のどの詰まり感や息苦しさがある
  • 咳や喘息症状が強い
  • 体調不良が続いている
  • 服用を忘れた日がある
  • 抜歯や口の中の治療を受けた
  • 新しく薬を使い始めた
  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある

治療を安全に続けるためには、体調の変化や気になる症状をそのままにせず、診察時にお伝えいただくことが大切です。

お子様の舌下免疫療法について

お子様の舌下免疫療法について

お子様の花粉症やダニアレルギー性鼻炎は、睡眠や集中力、園や学校生活に影響することがあります。鼻づまりで眠りが浅くなる、朝からくしゃみや鼻水が多い、花粉の時期に目をこすってしまうなど、毎日の過ごしやすさに関わる症状が続く場合は、治療の選択肢を確認してみましょう。
舌下免疫療法は毎日続ける治療のため、お子様本人だけでなく、ご家族の協力も大切です。薬を舌の下に置いて待つことができるか、毎日の服用を習慣にできるか、通院を続けられるかを確認しながら、無理のない形で治療を考えます。
対象年齢や開始時期、治療の進め方は症状や状況によって異なります。お子様の鼻炎症状や花粉症が気になる場合は、まず診察でご相談ください。

舌下免疫療法を検討したい方へ

次のようなお悩みがある方は、舌下免疫療法が選択肢になる場合があります。

  • 毎年スギ花粉の時期に症状がつらい
  • 花粉症の薬を使っても鼻づまりや目のかゆみが残る
  • ダニやハウスダストによる鼻炎症状が続いている
  • 朝方のくしゃみや鼻水が多い
  • 鼻づまりで眠りにくい
  • 花粉症や鼻炎を根本から見直したい
  • 毎年同じ症状を繰り返している
  • 子どもの花粉症や鼻炎が生活に影響している

舌下免疫療法は、すべての方にすぐ始められる治療ではありません。症状の原因、年齢、体調、喘息の有無、毎日服用できるかなどを確認したうえで、治療の対象になるかを判断します。

京都市西京区・桂駅周辺で舌下免疫療法のご相談は小児科・アレルギー科かわむらクリニックへ

京都市西京区・桂駅周辺で舌下免疫療法のご相談は小児科・アレルギー科かわむらクリニックへ

阪急桂駅直結の小児科・アレルギー科かわむらクリニックでは、スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法のご相談に対応しています。毎年の花粉症、通年性の鼻炎、朝方のくしゃみや鼻づまりなどでお悩みの方はご相談ください。

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執筆者
医療法人青仁会小児科・アレルギー科かわむらクリニック

川村孝治(かわむらこうじ)Koji Kawamura

  • 2009年3月兵庫医科大学医学部医学科 卒業
  • 2009年4月恩賜財団大阪府済生会泉尾病院
  • 2011年4月市立伊丹病院
  • 2013年4月大阪大学医学部附属病院
  • 2014年4月市立伊丹病院 アレルギー外来を担当
  • 2023年8月医療法人青仁会小児科・アレルギー科 かわむらクリニック 開設

資格・所属学会

【資格】

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本アレルギー学会 専門医
  • エピペン処方医
  • ネフィー処方医
  • 舌下免疫療法 受講修了医師

【所属学会】

  • 日本小児科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 食物アレルギー研究会

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