その他のアレルギー

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原因不明の症状を感じたら

アレルギーには、食物アレルギー、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎などのよく知られているものだけでなく、薬、ゴム製品、金属、化粧品、洗剤、虫刺され、職場や生活環境などが関係するものもあります。
症状の出方もさまざまで、皮膚の赤みやかゆみ、じんましん、咳、鼻水、目のかゆみ、腹痛、体調不良などとして現れることがあります。「何が原因か分からない」「毎回ではないけれど、同じような場面で症状が出る」といった場合も、アレルギーが関係していることがあります。
症状が出たタイミングや、触れたもの、食べたもの、使用した薬、過ごしていた場所などを確認することで、原因を考えやすくなります。気になる症状がある場合は、自己判断で原因を決めつけず、お早めにご相談ください。

身近なものが原因になることがあります

アレルギーは、体を守るはずの免疫が、特定の物質に過敏に反応することで起こります。原因となるものは、食べ物や花粉だけではありません。日常生活の中で使うものや、仕事で触れるものが、皮膚や鼻、目、呼吸の症状につながることもあります。
症状の出方は原因によって異なります。触れた場所に赤みやかゆみが出る場合もあれば、じんましん、咳、鼻水、目のかゆみなどとして現れる場合もあります。繰り返し同じような症状が出るときは、原因との関係を確認することが大切です。

薬

薬

薬を使用した後に、発疹、じんましん、かゆみ、まぶたや唇の腫れ、息苦しさ、吐き気などが出ることがあります。飲み薬だけでなく、貼り薬、塗り薬、点眼薬、注射薬などが関係する場合もあります。
薬によるアレルギーが疑われる場合は、薬の名前、使用した時間、症状が出るまでの時間、どのような症状が出たかを確認することが大切です。お薬手帳や処方された薬の説明書がある場合は、受診時にお持ちください。過去に薬で症状が出たことがある方は、同じ薬や似た成分の薬に注意が必要になることがあります。

天然ゴム製品

天然ゴム製品

天然ゴムを含む製品に触れた後に、かゆみ、赤み、じんましんなどが出ることがあります。ゴム手袋、風船、医療用具などが関係する場合があり、皮膚に触れた部分だけでなく、鼻水、目のかゆみ、咳などの症状につながることもあります。
天然ゴムによるアレルギーがある方では、バナナ、アボカド、キウイフルーツ、クリなどの食品で症状が出ることがあります。ゴム製品に触れるたびに似た症状が出る場合や、特定の果物を食べた後に違和感がある場合はご相談ください。

金属

金属

アクセサリー、時計、ベルトの金具、眼鏡、歯科金属などが肌に触れることで、赤み、かゆみ、湿疹、水ぶくれなどが出ることがあります。汗をかく季節や、長時間身につけているときに症状が出やすくなる場合もあります。
金属アレルギーでは、原因となる金属に触れている部分を中心に症状が出ることが多くあります。ピアスやネックレス、指輪、時計などを使った後に同じ場所が赤くなる場合は、使用している金属の種類や症状が出るまでの時間を確認しておくと、診療の参考になります。

化粧品

化粧品

化粧水、乳液、日焼け止め、ファンデーション、リップクリーム、クレンジングなどを使用した後に、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、湿疹が出ることがあります。新しい化粧品を使い始めた後に症状が出る場合もあれば、長く使っていたものが肌の状態によって合わなくなることもあります。
顔やまぶた、口の周りなどは皮膚が薄く、刺激を受けやすい部位です。症状が出た場合は、使用した製品名、使った部位、症状が出るまでの時間を確認しておきましょう。可能であれば、使用している化粧品の成分表示が分かるものをお持ちください。

洗剤や消毒剤

洗剤や消毒剤

洗濯洗剤、柔軟剤、食器用洗剤、ハンドソープ、アルコール消毒剤などが皮膚への刺激となり、手荒れ、赤み、かゆみ、湿疹につながることがあります。特に手洗いや消毒の回数が多い方、水仕事が多い方は、皮膚のバリア機能が弱くなりやすく、症状が続くことがあります。
アレルギーだけでなく、刺激による皮膚炎として症状が出る場合もあります。手の乾燥やひび割れ、かゆみが続く場合は、使用している製品や使用頻度、手袋の使用状況なども含めて確認します。日常的に使うものだからこそ、生活に合わせた対策が大切です。

染毛剤

染毛剤

ヘアカラーや白髪染めを使用した後に、頭皮、顔まわり、耳の周囲、首などに赤み、かゆみ、腫れ、湿疹が出ることがあります。使用直後に症状が出ることもあれば、数時間から数日たってから症状が出る場合もあります。
一度強い症状が出た方は、次に使用したときに症状が強くなることがあります。「少しかゆいだけだから」と使い続けるのではなく、症状が出た場合はご相談ください。使用した染毛剤の種類や、いつ使っていつ症状が出たかを確認しておくと、原因を考えやすくなります。

虫刺され

虫刺され

蚊、ハチ、ブヨなどに刺された後に、刺された部分が大きく腫れたり、赤みやかゆみが強く出たりすることがあります。通常の虫刺されより腫れが強い、何日も赤みが続く、熱を持っている、強いかゆみがある場合は、炎症が強く出ていることがあります。
蜂などの虫刺されでは、刺された部分の症状だけでなく、全身のじんましん、息苦しさ、吐き気、顔色の悪さなどが出ることがあります。過去に強い症状が出たことがある方は、刺された虫の種類、刺された場所、症状が出るまでの時間をできるだけ記録しておきましょう。

職場や生活環境で触れるもの

職場や生活環境で触れるもの

仕事や学校、家庭で日常的に触れる薬品、粉じん、塗料、接着剤、清掃用品、植物、ペットなどが症状に関係することがあります。特定の場所に行くと鼻水や咳が出る、作業をした後に皮膚が赤くなる、決まった環境で目のかゆみが出るなど、生活環境との関係が見えてくることもあります。
職場や学校での症状は、原因に気づきにくいことがあります。いつ、どこで、何に触れた後に症状が出るのかを整理しておくと、診療の参考になります。症状を我慢し続けるのではなく、生活や仕事に支障が出る前にご相談ください。

受診時に伝えていただきたいこと

原因がはっきりしないアレルギーでは、症状が出たときの情報が大切です。受診時には、分かる範囲で次の内容をお伝えください。

  • 症状が出た日時
  • 症状が出た部位
  • 使った薬や化粧品、洗剤などの名前
  • 触れたものや過ごしていた場所
  • 食べたものや飲んだもの
  • 症状が出るまでの時間
  • 症状がどのくらい続いたか
  • 症状が出たときの写真

症状が出たときには、写真を残しておくと診療の参考になります。原因が分からない場合でも、記録をもとに整理していくことで、気をつけるべきものが見えてくることがあります。

京都市西京区・桂駅周辺でその他のアレルギーのご相談は小児科・アレルギー科かわむらクリニックへ

京都市西京区・桂駅周辺でその他のアレルギーのご相談は小児科・アレルギー科かわむらクリニックへ

阪急桂駅直結の小児科・アレルギー科かわむらクリニックでは、赤ちゃんから大人まで、さまざまなアレルギーのご相談に対応しています。薬、ゴム製品、金属、化粧品、洗剤、虫刺され、職場や生活環境に関係する症状など、原因が分からないアレルギーが気になる方もご相談ください。

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執筆者
医療法人青仁会小児科・アレルギー科かわむらクリニック

川村孝治(かわむらこうじ)Koji Kawamura

  • 2009年3月兵庫医科大学医学部医学科 卒業
  • 2009年4月恩賜財団大阪府済生会泉尾病院
  • 2011年4月市立伊丹病院
  • 2013年4月大阪大学医学部附属病院
  • 2014年4月市立伊丹病院 アレルギー外来を担当
  • 2023年8月医療法人青仁会小児科・アレルギー科 かわむらクリニック 開設

資格・所属学会

【資格】

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本アレルギー学会 専門医
  • エピペン処方医
  • ネフィー処方医
  • 舌下免疫療法 受講修了医師

【所属学会】

  • 日本小児科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 食物アレルギー研究会

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