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アレルギーセルフチェック

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気になる症状を、受診のきっかけに

気になる症状を、受診のきっかけに

アレルギーの症状は、皮膚、鼻、目、呼吸、消化器など、さまざまな場所に現れます。はっきりとした症状が出ることもあれば、「風邪が長引いているだけかな」「肌が少し荒れているだけかな」と迷うような形で始まることもあります。
このセルフチェックは、アレルギーの可能性に気づくための目安です。チェックが付いたからといって、必ずアレルギーと診断されるわけではありません。反対に、チェックが少なくても症状が続く場合や、気になる様子がある場合は、お早めにご相談ください。
特に、息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸、強いじんましん、繰り返す嘔吐、ぐったりする、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。食物アレルギーでは、皮膚、呼吸、消化器など複数の症状が出ることがあり、重い場合はアナフィラキシーにつながることがあります。

お子様のアレルギーセルフチェック

食べ物を食べた後の症状

  • 食べてから2時間以内に、じんましんや赤みが出た
  • 食べた後に、皮膚をかゆがる
  • 食べた後に、咳が急に出る
  • 食べた後に、お腹を痛がる、吐く、気持ち悪そうにする
  • 同じ食べ物で、似た症状を繰り返している
  • 初めて食べたものの後に、いつもと違う様子があった

食物アレルギーの症状は、食べた直後から2時間以内に出ることが多いとされています。ただし、症状の出方には個人差があります。食べたもの、量、調理方法、症状が出るまでの時間をメモしておくと、診察の手がかりになります。

咳・喘息が気になる症状

  • 走った後や運動した後に、咳が長く続く
  • 大笑いした後や大泣きした後に、咳が残る
  • 明け方に咳で目が覚めることがある
  • ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がする
  • 風邪の後、咳だけが長引く
  • 咳で眠れない日がある

小児の喘息では、夜間や早朝に症状が出やすいことがあります。小さなお子様は息苦しさを言葉で伝えにくいため、咳の続き方、眠り方、機嫌、呼吸の音などを見てあげることが大切です。

皮膚・アトピー性皮膚炎が気になる症状

  • かゆみのある湿疹を繰り返している
  • 肘、手首、足首、膝の裏などに湿疹が出やすい
  • 右と左の同じような場所に湿疹が出ている
  • 皮膚が乾燥しやすく、かき壊しがある
  • 夜中にかゆがって眠りが浅い
  • 家族に喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーがある

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴です。左右の同じような場所に湿疹が出ることも判断の目安になります。

鼻・目のアレルギーが気になる症状

  • 毎年同じ季節に、鼻水、鼻づまり、くしゃみが出る
  • 目のかゆみや充血が出やすい
  • 朝方にくしゃみや鼻水が強くなる
  • 掃除中やほこりっぽい場所で鼻水、くしゃみが出る
  • 1年を通して鼻づまりが続いている
  • 鼻づまりで口呼吸になりやすい

アレルギー性鼻炎は、透明な鼻水、くしゃみ、鼻づまりが特徴です。花粉の季節に出る場合もあれば、ダニやほこりなどで1年を通して症状が続く場合もあります。目のかゆみが強い場合は、アレルギー性結膜炎が関係していることもあります。

赤ちゃんの消化管アレルギーが気になる症状

  • 離乳食を食べて3〜4時間後に、急に何度も吐いた
  • 卵黄などを食べた後に、皮膚症状はないのに嘔吐を繰り返した
  • 以前は食べられていた食材で、急に吐くようになった
  • 胃腸炎と言われたが、同じ食材で似た症状を繰り返す

消化管アレルギーでは、じんましんなどの皮膚症状が目立たず、嘔吐を中心に症状が出ることがあります。特に離乳食期の赤ちゃんで、同じ食材の後に繰り返し吐く場合はご相談ください。

大人のアレルギーセルフチェック

食べ物の後の違和感

  • 食べてから2時間以内に、じんましんやかゆみが出た
  • 食べた後に、咳、息苦しさ、のどの違和感が出た
  • 食べた後に、腹痛、吐き気、嘔吐があった
  • これまで食べられていたものでも、食後に同じ症状を繰り返す
  • 食後に運動したときだけ、症状が出たことがある

大人の場合、これまで食べられていたものでも、体調や運動などが関係して症状が出ることがあります。自己判断で原因を決めつけず、症状が出た状況を記録してご相談ください。

花粉症・アレルギー性鼻炎が気になる症状

  • 毎年、春や秋など決まった時期に鼻水やくしゃみが出る
  • 透明な鼻水が続く
  • 鼻づまりで眠りにくい、集中しにくい
  • 目のかゆみや異物感がある
  • 掃除、寝具、エアコン、ほこりで症状が出やすい
  • 市販薬を飲んでも症状がつらい

花粉症では、水のような鼻水、くしゃみ、鼻づまりが主な症状です。目のかゆみや異物感を伴うこともあり、仕事や家事、睡眠に影響することがあります。

咳・喘息が気になる症状

  • 咳が長く続いている
  • 夜間や明け方に咳が出やすい
  • 運動後や階段の後に、咳や息苦しさが出る
  • ゼーゼー、ヒューヒューすることがある
  • 風邪の後、咳だけが残りやすい
  • 季節の変わり目や気温差で咳が出る

成人の喘息では、気道に炎症が続き、症状がない時期にも治療や管理が大切になることがあります。咳が続く場合は、風邪だけでなく喘息やアレルギーが関係している可能性も考えられます。

皮膚・じんましん・湿疹が気になる症状

  • かゆみのある湿疹を繰り返している
  • 皮膚の赤み、かさつき、かき壊しが続いている
  • 急にじんましんが出ることがある
  • かゆみがあるのに、長く我慢している
  • 薬を使ってもすぐにやめると悪くなる
  • 原因が分からない皮膚症状が続いている

大人のアトピー性皮膚炎やじんましんは、長く続くことで「いつものこと」と感じてしまう場合があります。かゆみや湿疹が生活や睡眠に影響しているときは、早めに相談することが大切です。

受診時にメモしておくとよいこと

アレルギー診療では、症状が出たときの情報がとても大切です。受診前に、分かる範囲で次のことをメモしておくと、診察がスムーズになります。

  • いつ症状が出たか
  • 何を食べたか、どのくらい食べたか
  • 食べてから何分後、何時間後に症状が出たか
  • どのような症状が出たか
  • 症状の写真があるか
  • 同じ症状を繰り返しているか
  • 薬を使った場合は、何を使ったか
  • など

皮膚症状は、受診時には落ち着いていることもあります。じんましんや湿疹、腫れなどが出たときは、可能であれば写真を残しておくと診療の参考になります。

迷ったときは、お気軽にご相談ください

迷ったときは、お気軽にご相談ください

アレルギーは、症状が軽く見えても、日常生活に大きく影響することがあります。お子様の場合は、食事、睡眠、園や学校生活に関わることもあります。大人の方でも、仕事や家事に集中しにくい、眠れない、外出がつらいなど、生活の質が下がってしまうことがあります。
「アレルギーかどうか分からない」「受診するほどではないかもしれない」と迷う症状でも、早めに相談することで、症状の見方や今後の対応が分かりやすくなります。赤ちゃんから大人まで、気になる症状がある方は、小児科・アレルギー科かわむらクリニックへご相談ください。

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執筆者
医療法人青仁会小児科・アレルギー科かわむらクリニック

川村孝治(かわむらこうじ)Koji Kawamura

  • 2009年3月兵庫医科大学医学部医学科 卒業
  • 2009年4月恩賜財団大阪府済生会泉尾病院
  • 2011年4月市立伊丹病院
  • 2013年4月大阪大学医学部附属病院
  • 2014年4月市立伊丹病院 アレルギー外来を担当
  • 2023年8月医療法人青仁会小児科・アレルギー科 かわむらクリニック 開設

資格・所属学会

【資格】

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本アレルギー学会 専門医
  • エピペン処方医
  • ネフィー処方医
  • 舌下免疫療法 受講修了医師

【所属学会】

  • 日本小児科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 食物アレルギー研究会

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