蕁麻疹 と 湿疹 と かゆみの見分け方

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皮膚の症状は「出方」と「消え方」を見ることが大切です

皮膚の症状は「出方」と「消え方」を見ることが大切です

皮膚が赤くなる、かゆい、ぶつぶつが出る、盛り上がるなどの症状があると、「じんましんなのか、湿疹なのか分からない」と迷うことがあります。見た目が似ていることもありますが、じんましん、湿疹、かゆみは、それぞれ少しずつ特徴が異なります。
見分けるときに大切なのは、症状の見た目だけではなく、どのくらいの時間で出たのか、どのくらいで消えるのか、同じ場所に残るのか、かゆみ以外の症状があるのかを確認することです。
皮膚の症状は、受診時には消えていることもあります。気になる症状が出たときは、可能であれば写真を撮っておくと診療の参考になります。

じんましん・湿疹・かゆみの違い

症状 特徴 見分けるポイント
じんましん 皮膚が急に赤く盛り上がり、強いかゆみを伴うことがあります 数十分から数時間で消え、跡が残らないことが多いです
湿疹 赤み、ぶつぶつ、かさつき、じくじく、かき壊しなどがみられます 同じ場所にしばらく残り、良くなったり悪くなったりすることがあります
かゆみ 皮膚に何らかの刺激や炎症があるときに出る症状です かゆみそのものは病名ではなく、原因を確認することが大切です

※表は左右にスクロールして確認することができます。

じんましんは「出たり消えたりする」ことが特徴です

じんましんは「出たり消えたりする」ことが特徴です

じんましんは、皮膚の一部が急に赤く盛り上がり、かゆみを伴う症状です。蚊に刺されたようにぷくっと膨らむこともあれば、地図のように広がって見えることもあります。
特徴的なのは、ひとつひとつの膨らみが比較的短い時間で消えることです。消えた後に、別の場所へ新しく出ることもあります。そのため、「ずっと同じ場所にある」のではなく、「出たり消えたりしている」「場所が移っているように見える」場合は、じんましんが考えられます。
食後、薬の使用後、入浴後、運動後、体調が悪いとき、疲れているときなどに出る場合もあります。ただし、じんましんは原因がはっきりしないことも少なくありません。原因を一つに決めつけず、症状が出た場面や時間を整理することが大切です。

湿疹は「同じ場所に続く」ことがあります

湿疹は、皮膚に赤み、ぶつぶつ、かさつき、じくじく、皮むけ、かき壊しなどがみられる状態です。じんましんのように短い時間で消えるというより、同じ場所にしばらく残ることがあります。
肌の乾燥、汗、衣類のこすれ、洗剤や化粧品、金属、アレルギー体質などが関係することもあります。アトピー性皮膚炎では、かゆみを伴う湿疹を繰り返しやすく、肘や膝の裏、手首、足首、首まわりなどに症状が出ることがあります。
湿疹は、かゆみでかいてしまうことで悪化しやすくなります。皮膚が傷つくと、さらに刺激を受けやすくなり、赤みやかゆみが続きやすくなります。

かゆみが続くと、皮膚症状が悪化することがあります

かゆみは、じんましんや湿疹、乾燥、汗、刺激、虫刺され、接触皮膚炎など、さまざまな原因で起こります。見た目の変化が少なくても、かゆみだけが気になることもあります。
かゆみが強いと、無意識にかいてしまい、皮膚が傷つきます。かき壊しが続くと、赤みや湿疹が悪化し、さらにかゆくなる悪循環につながることがあります。
お子様の場合は、かゆみを言葉でうまく伝えられないことがあります。眠りが浅い、体をこすりつける、同じ場所を何度もかく、機嫌が悪いといった様子がある場合も、皮膚の状態を確認するきっかけになります。

症状が出たときに確認しておきたいこと

皮膚の症状は、時間がたつと変化します。受診時には消えていたり、赤みが弱くなっていたりすることもあります。症状が出たときは、分かる範囲で記録しておくと診療の参考になります。

  • いつ症状が出たか
  • どの部位に出たか
  • 急に出たのか、少しずつ出たのか
  • どのくらいの時間で消えたか
  • 同じ場所に残っているか
  • 食事、薬、入浴、運動との関係があるか
  • かゆみで眠れない、かき壊しているなど生活への影響があるか
  • 症状が出たときの写真があるか

写真を撮る場合は、症状が出ている部分だけでなく、周囲の皮膚も少し入るように撮ると、赤みの広がりや膨らみが分かりやすくなります。時間をおいて変化が分かる写真を残しておくことも役立ちます。

自己判断で原因を決めつけないことも大切です

皮膚症状があると、「食べ物が原因かもしれない」「薬が合わなかったのかもしれない」と不安になることがあります。もちろん、食べ物や薬が関係する場合もありますが、皮膚症状は疲れ、体調不良、汗、乾燥、刺激、感染症など、さまざまな要因が重なって出ることもあります。
原因と思うものをすべて避けてしまうと、食事や生活の負担が大きくなることがあります。特に食べ物については、症状との関係を確認しないまま除去を続けると、不安が増えてしまうこともあります。
気になる症状がある場合は、症状が出たときの状況を整理しながら、必要な範囲で確認していきましょう。

京都市西京区・桂駅周辺で皮膚のかゆみや赤みのご相談は小児科・アレルギー科かわむらクリニックへ

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阪急桂駅直結の小児科・アレルギー科かわむらクリニックでは、赤ちゃんから大人まで、じんましん、湿疹、かゆみなどのご相談に対応しています。急に出る赤みや膨らみ、繰り返す湿疹、長引くかゆみなど、気になる症状がある方はご相談ください。

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執筆者
医療法人青仁会小児科・アレルギー科かわむらクリニック

川村孝治(かわむらこうじ)Koji Kawamura

  • 2009年3月兵庫医科大学医学部医学科 卒業
  • 2009年4月恩賜財団大阪府済生会泉尾病院
  • 2011年4月市立伊丹病院
  • 2013年4月大阪大学医学部附属病院
  • 2014年4月市立伊丹病院 アレルギー外来を担当
  • 2023年8月医療法人青仁会小児科・アレルギー科 かわむらクリニック 開設

資格・所属学会

【資格】

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本アレルギー学会 専門医
  • エピペン処方医
  • ネフィー処方医
  • 舌下免疫療法 受講修了医師

【所属学会】

  • 日本小児科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 食物アレルギー研究会

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